■足場架設
足場を組んで安全な現場をつくります。
この際に、周囲に塗料などが飛ばないよう「養生シート」を足場にかけて建物を覆います。
■下地処理
1)高圧洗浄
外壁や屋根についたホコリや汚れなどを「高圧水洗」で洗い流し、それでも落ちない頑固なカビ、藻などは専用薬品やブラシ等を使用して除去します。
2)補修・調整
現在の建物の状況を見ながら必要に応じて、ひび割れや欠損部・欠落部の補修、モルタル浮き部の補修、劣化シーリング材の除去・充填、鉄筋露出部の防錆処理、旧塗膜浮き部の除去などを行います。
■養生
非塗装箇所に塗料がつかないよう、ドアや窓などをビニールなどでしっかり保護します。
■塗装(塗り重ね仕上げの場合)
1.下塗り
旧塗膜や下地材、また上塗り塗料との密着をよくするため、シーラー、プライマー、フィラーといった「下塗り塗料」を塗ります。
下塗り塗料は、下地の種類や状態、上塗り塗料との相性を考えながら最適なものを選択しなければなりません。選択を誤ると、ひどい場合には塗膜全体が剥がれるなどの悪影響が出ます。
2.上塗り(1)
塗膜は膜厚が不足すると期待した年数より早く劣化が始まってしまいます。そのため、上塗りを2度行って塗膜厚を一定量確保する必要があります。
上塗り(2)と同様の塗料をローラーや刷毛などで塗っていきます。
3.上塗り(2)
上塗り(1)と同様の塗料をローラーや刷毛などを用いて丁寧に塗り、美しく仕上げます。 |